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2009年12月1日火曜日

円高が企業に与える影響を教科書的に復習すると……



今日のニュース

日銀:デフレ認定 「政府と連携」強調 円高加速、強く警戒(毎日新聞)

お奨めの一冊

国際経済学入門――グローバル化と日本経済
円高になると、輸出企業の利益が減少する。たとえば1ドル=100円だったものが1ドル=90円になったとしよう。すると、財を輸出するときの収入が、1ドルの売上げにつき100円から90円へと減少してしまう。こうして輸出企業の利益は円高によって減少するわけである。事実、1円円高になるごとに、トヨタ自動車の年間営業利益が350億円減少し、ソニーの年間営業利益が60億円減少するといわれている(『日本経済新聞』2008年3月18日付)。(中略)
反対に、海外から原材料を輸入している企業にとっては円高になると原材料のコストが低下するわけであるから、その企業の利益は増加することになる。実際、1円円高になるごとに、新日鉄の年間営業利益が10億円、王子製紙の年間営業利益が6億円増加するといわれている(『日本経済新聞』2008年3月18日付)。(後略)(「第2章 為替レートと外国為替市場 2 為替レートの経済活動への影響」より一部抜粋