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2009年10月23日金曜日

失業による心理学的にネガティブな影響


今日のニュース
雇用創出、年度内に10万人 緊急対策、政府が決定(日本経済新聞)

お奨めの一冊
臨床組織心理学入門――組織と臨床への架け橋

失業による心理学的にネガティブな影響は、最近特に深刻な問題となっている。失業によるネガティブな影響は、本人の健康状態をはじめ、配偶者や家族にまで及ぶ。失業によって労働者は自尊心の低下、抑うつ状態、不安、不眠症状を示し、病理学的な根拠が見出せないまま頭痛や身体の慢性的な痛みを訴える(不定愁訴といわれる)。対人関係においては、神経質になり、集中力が低下し、アルコール摂取量が増える。配偶者や家族においては、夫婦関係の悪化、家庭内の雰囲気の悪化、家庭構成員の葛藤・別居・離婚の増加が失業によってもたらされる。(「8 職場での不適応行動 8-2 リストラは職場に何をもたらしたか:心理学の視点からダウンサイジングを考える」より一部抜粋